春夏秋冬 2019秋号

至誠学舎立川の児童事業本部・保育事業本部・高齢事業本部では、それぞれの事業や利用される皆様の特性に応じた「生活支援」を展開しています。では、その「生活」とはどのようなものなのでしょうか?
この「コラム―春・夏・秋・冬―」では、各事業部での「生活」の様子を季節ごとにご紹介いたします。
皆様に関心を持っていただけたら幸いです。新コーナーをどうぞ宜しくお願いいたします。

 

児童事業本部

「茨城だよ!全員集合!~みんなで思い出を作ろう~
(2019ワークセンターまことくらぶ秋の旅行)」

まことくらぶでは毎年秋に2泊3日の旅行を実施しており今年も9月25日(水)から27日(金)にかけて茨城県に行ってきました。茨城の名所を巡りながら納豆工場で納豆の食べ比べをしたり、牛久大仏の大きさに驚きながらも記念写真を撮ったり、宿で花火大会をしたり、宴会ではカラオケやダンスで大いに盛り上がったりと皆さんの笑顔が弾ける3日間となりました。私は今までに3回旅行に参加していますが今回は行事担当となり迎える初めての旅行でした。幸い天候にも恵まれ皆さん大きな怪我やトラブルもなく無事に旅行を終える事が出来ました。今回このコラムでは秋の旅行を通して少しでも日常の様子を伝える事が出来れば、まことくらぶの事を知って貰えるきっかけになれば幸いと考えています。

まことくらぶには現在18歳から59歳までの立川市近隣にお住いの障害のある利用者さん(まことくらぶでは会員さんとお呼びしています。そこには利用ではなくその方が選んで入ってくれたという気持ちを大切にしていきたいという思いが込められています)が22名通所され、職員やボランティアさんと一緒に毎日仕事に取り組まれています。そんな中毎年の旅行は会員さん、スタッフ含めての一大イベントとなっており、年に一度の旅行を楽しみに働いているといっても過言ではない方も多数いらっしゃいます。

現在まことくらぶでは少しずつ会員さんの高齢化が進んでおり、それに伴い会員さんのご家族の高齢化も顕著となってきています。そのため日頃から遠くに出かけたり、宿泊に行ったりする機会が減り、この旅行のみが唯一のお泊りという方も大勢いらっしゃいます。また職員にとっても日頃日中の仕事を通してでしか関わる事のない会員さんの様々な様子や考え等新たな一面を知る契機ともなる宿泊行事は支援に欠かす事の出来ない機会となっています。

そんな旅行に関わる費用は、会員さんからの参加費と都や市からの助成金そして事業所からのプログラム費で賄われています。しかし昨年度から市の助成金が打ち切られた事もあり今後の宿泊行事の継続について今転換期を迎えています。参加費の値上げやプログラム費の増大による対応は現実的ではなく、どうしても限られた予算内での旅行となると行き先も含めマンネリ化、あるいは縮小化しがちになってしまいます。しかしこの2泊3日の旅行は会員さんにとってもそしてご家族や職員にとっても大切なものであると強く感じています。そのため出来る限り会員さんの負担が少なくなるように制度を利用し、少しでも大勢の会員さんに参加して貰えるような楽しく思い出に残る旅行を組み立てていこうと思っています。

まことくらぶの事業所の使命は「夢をかなえよう」です。誰もが参加でき、楽しかった!また来年も行きたい!と思ってもらえるような安全で楽しい旅行を。そして旅行を体験する事が皆さんの現在や将来に向けて少しでも役に立つ機会となり、希望を抱いてその夢を叶えることが出来るようなお手伝いをしていく事がまことくらぶの職員としての私の夢だと思っています。

 

保育事業本部 

「みてみて!」 

ななふし つかまえられたよ

至誠の森の恵み「梅」の収穫
ジュース作り
「おいしくなーれ」


 

「わあーい」 
スイカ 大きい!

これなんだろう?
子ども達の探求心が育つ時間

園に咲いている季節の花で花束作り。
お誕生日会でプレゼント

地域の夏祭り参加
力を合わせて
よいしょ!よいしょ!

 

高齢事業本部

9月は敬老月間。至誠ホームではご入居者、ご利用者の「長寿を祝う会」が開催されました。
ご長寿の方々のご紹介をはじめ、記念品の贈呈やお祝いの演奏など、各拠点それぞれが趣向を凝らした会を催しました。ご家族も多数お見えになり、見栄えも味も華やかな祝膳を囲んでお祝いのひと時をともに楽しみました。
現在、至誠ホームでは105歳の方を最高齢に、100歳を超える方々が10名生活されています。そのほかにも白寿・卒寿・米寿・喜寿を迎えた方々が多数いらっしゃいます。
皆さん、ご長寿おめでとうございます。これからもどうぞお元気でお過ごし下さい!

キートスデイホーム・職員によるダンス
至誠ホームミンナ
至誠特養