保育事業本部
保育事業本部の各園では、イタリアのモンテッソーリ教育を取り入れています。朝、登園すると、自分のやりたい活動を見つけて取り組んでいます。誰かのために環境をきれいにしたり、手で触れ、五感を使って様々なことを環境から吸収しています。秋になり、道具を扱う運動の調整力、好奇心、探求心、集中力が高まってきました。その様子の一部をご紹介します。
至誠あずま保育園
花をいける
厳しい残暑も終わり、保育園のプランターの花も生き生きとしてきました。
朝に切った花を、花瓶に生けています。モンテッソーリの日常生活の練習の活動です。こぼれないよう慎重に花瓶に水をいれているところです。後で「きれいなお花をありがとう」と伝えるとニコニコ笑顔を見せてくれました。

梅丘至誠パーチェ(梅丘至誠保育園分園)
ひみつ袋
春から様々な活動に取り組んできた子どもたち。春頃は興味が次々と移り、部屋のあちこちで楽しそうな声が響いていましたが、今ではそれぞれが自分のやりたいことを見つけ、落ち着いて取り組む姿が見られるようになりました。
感覚教材のひとつである「ひみつ袋」は、袋の中に入った物を目で見ずに手の感覚だけで確かめる活動で、触覚の洗練や思考力・想像力を育てることを目的としています。これまでは大人とともに「つるつるだね」「これは角があるね」と感触を確かめていましたが、最近では「次はわたし」「これかな?」とお友だちと交代しながら楽しむ姿が見られています。


成育しせい保育園
葉の箪笥とカード
お庭やお散歩先で身近にある「葉」小さいね、大きいね、様々な形は子どもたちにとっては魅力的です。15種の葉の形がある教具を使って、お庭に出て同じ形を探し回ります。その日に見つからない時は、次の日も次の日も見つかるまで必死に探す子どももいます。探求心を満たしてくれる子どもたちの大好きな活動です。これからの季節、散歩先で見つけた葉を大事に握りしめ、見せてくれる姿は私たち職員の楽しみの一つです。
